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常に前向きに—はこだて国際民俗芸術祭(2020)

芸術祭の紹介映像(2020)が完成しました。ぜひご覧ください。きたる2021年に困難が待ち受けようとも、手を携えて、常に前向きに。はこだて国際民俗芸術祭は「ロングナウ・ビッグヒア」の精神で進みます。

2020年は苦渋の決断から始まりました。8月5日から11日まで元町公園で開催を予定していた芸術祭について、通常の開催が困難であると判断し、断念することとしました。一方で、来年に向けての協賛金を募集したところ、多くの方々からのご協賛をいただきました。これまでの活動が報われたと感じた瞬間でした。ありがとうございました。

常に前向きに。7月18日から8月30日まで、多くのアーティストの賛同と地元の方々の理解を得て、五稜郭公園で「モーツ・アート」を開催しました。世間では催事が次々と消える中、それでも芸術は止まらない、ということを訴えました。この企画が実現に至ったことは、大きな財産になりました。詳細はウェブサイト、または函館蔦屋書店が発行しているローカルマガジン『peeps』vol.84をご覧ください。

芸術祭の楽しみのひとつ「ワールズ・ミート・バー」。10月17日から18日まで、道の駅なないろ・ななえで「どこでも芸術祭」を開催しました。芸術祭の旗を掲げ、チョイスちゃんのライブ、ポゴスティックを使ったミニイベント、新作グッズの販売などを行い、芸術祭の要素を織り込んだミニフェスティバルになりました。本場キューバンモヒートは、常に芸術祭と共にあります。

何もない2020年にしたくない、という意地がありました。でも、何でもいいというわけではなかった。芸術祭らしく「『世界』に出会う」ということを意識して過ごしました。この想いが、芸術祭ファンの皆さんへ少しでも伝わっていたら嬉しく思います。

新しい年に何が起こるのか。誰にも分かりません。分かりませんが、分からないなりに世界は回り続けるでしょう。だから芸術祭も、手を携えて、常に前向きに。

本年の活動に対するご支援に心から感謝いたします。
来年も変わらぬお引き立てのほどお願い申し上げます。