2020-第013回芸術祭」カテゴリーアーカイブ

モーツ・アート — はこだてに浮かぶ芸術

Photo credits: EIGHT

五稜郭公園のボートにアーティストを乗せて運航する夏の新しいイベント、モーツ・アート。おかげさまで、最初の2週間が過ぎました。クラシックオペラ、フォークソング、フルート、ギター弾き語り、そして寸劇など、多くのアーティストの参加を得て、色とりどりの芸術を楽しむことができました。

8月5日。本来であれば元町公園で芸術祭が始まる日です。しかし今年は別の場所、お堀という小さなスケールで、もうひとつのフェスティバルとして、私たちは「『世界』に出会う」という伝統をつないでいます。モーツ・アートは土日の昼間と水曜の夕方に行われています。活動の場が少なくなったアーティストにも喜んでもらえる企画だと自負しています。スケジュールや動画などは、モーツ・アートの特設サイトをご覧ください。皆さまにおかれましては、引き続きご自愛いただき、今年の夏も「自分だけのボート」を見つけられるよう願っています。

「モーツ・アート」がはじまります

芸術祭ファンの皆さん、こんにちは。事務局Fです。

「芸術祭がない夏」が近づいてきました。手元のカレンダーには「募集締切」「申請締切」「発注締切」といった項目が、消されずに残っています。

この間、芸術祭スタッフはオンラインで「コアミーティング」を何度も開いて、対応を考えてきました。ブレインストーミング(集団でアイディアを出しあうこと)を行って、とうてい実現が難しそうな、クレイジーなアイディアも出し続けました。

  • 五稜郭公園のボートの上で演奏する

まさかこんなクレイジーなアイディアが、こんなに早く実現するとは…。

詳しくは、モーツ・アート特設サイトをご覧ください。

関係者の皆さま、ありがとうございます。

明日からの本番に備えて、芸術祭スタッフと、NPO法人市民創作「函館野外劇」の会関係者の皆さんに、会場の飾り付けをしていただきました。イベントの主催者同士が、垣根を越えて作業するという貴重な経験をさせていただきました。ご協力ありがとうございます。

今回行われるモーツ・アートは、急ごしらえのイベントですので、アーティスト、ボートのこぎ手、撮影する人、現場を仕切る人。みんな不足しています。資金も並行して集めているという状況です。

それでも、イベントづくりの初心にかえったつもりで、楽しむことを忘れずに進めていきたいと思います。身体的距離の確保(フィジカル・ディスタンス)のため、集まって盛り上がることはできませんが、後日配信される映像を見ながら、函館在住の方もそうでない方も、クスクスとほほえんでいただければ幸いです。

みんな、がんばってるよー。

おうちで芸術:アーティストからメッセージ

これまで芸術祭に出演していただいたアーティストからメッセージをいただきました。

メッセージは芸術祭フェイスブックページのほか、YouTubeチャンネルで再生リストとして公開しています。ぜひご覧ください。

Playlist of 2020 Stay-at-home-arts on YouTube

みなさん「どうかご無事で」。そして、遊び心も忘れずに。