芸術祭について

はこだて国際民俗芸術祭(芸術祭)では、世界の芸術団体(アーティスト)が1週間あまりにわたって函館に滞在し、伝統的建造物が建ち並ぶ「元町公園ステージ」を中心に、公演や体験型ワークショップなど様々なイベントを行います。

コンセプト:ロングナウ・ビッグヒア

芸術祭の目的は、世界の音楽や舞踊を通じて、大いなる喜びを分かち合うとともに、未来に対して責任ある態度を育むことです。
芸術祭はそのテーマとして、「ロングナウ・ビッグヒア」を掲げています。ロングナウとは、長期的な射程。ビッグヒアとは、広い視野を指しています。現在このテーマを推進しているのは、アメリカのロングナウ財団(Long Now Foundation)です。芸術祭は特に財団の認証を受けていませんが、ロングナウの精神は現代の社会で尊重されるべきと考えて、このテーマを取り入れています。

市民スポンサーパス

芸術祭は、「市民スポンサー・パス」の収入で成り立っています。
市民スポンサー・パスとは、芸術祭のシンボルであり、「市民ひとりひとりが芸術祭を支えている」という地域の誇りを表すものです。
このパスは、テーマのロングナウとも関係しています。オレンジ色のパスを首から下げれば、市内全体が芸術祭のテーマカラーに染まり、その歴史や広がりを体感することができます。

人生を変える経験

さらに芸術祭が大切にしているテーマに、「スタッフミーティング」があります。
芸術祭を最も楽しむ方法は、スタッフになることです。芸術祭に参加することで、人生を変えるような体験がまっています。
芸術祭では、スタッフミーティングを定期的に開催し、それぞれの体験や知恵を共有しながら、技能の向上を図っています。芸術祭で過ごす特別な時間。それは、これまで接点のなかった人々が出会い、課題に直面し、様々な考え方を学ぶ時間といえます。

デザイン

テーマカラーは、会場に集まる多くの人々が照らされる夕焼けにインスピレーションを受けたオレンジ色を採用しました。

WMDF-Logotype1

ロゴ(2008年):ナンディ作
コンセプト:舞踊団が集まる祭りの賑わいを表現しています。
内容:「sai」は日本語の「祭」を英字で伝えています。

WMDF-Logotype2

005 ロゴ(2012年):ATELIER GOSUKE 幸作室:Gosuke Kitamura (Fudesuke)」
手づくり、モノづくり、幸せづくり。 – ATELIER GOSUKE 幸作室 – 函館市
www.kosakushitsu.com
飲食店チェーンで、プランナーやデザイナーを経験し、その後独立し、フリーランスのデザイナーとして飲食店はもちろん、活動の場を拡げる。デザインの中に「手作り感・手描き感のあたたかさ」を大切にモノ作りをしている。
・『Sai』を日本の伝統の筆文字でデザイン。