東京「ガレージシャンソンショー」

劇場型ボーカルとアコーディオンの奇天烈ユニット

芸術祭でもおなじみの顔になりつつありながら、決して普通ではない存在感を放つガレージシャンソンショー。ヴォーカルの山田晃士とアコーディオンの佐藤芳明による、奇天烈な「ふたりぼっち」ユニットです。シャンソンにまとわりつくブルジョワ的な要素をそぎ落とし、その生々しさ、演劇性、時には倒錯的な魅力までもむき出しにする彼らのステージは、人間の不完全さを赤裸々にさらけ出しながら、深く個人的であり、同時にどこか普遍的でもあります。

山田晃士は、独特のシアトリカルな存在感と、解き放たれた歌の力でユニットを牽引します。1984年にロックバンド・アルージュ(AROUGE)でデビューし、のちにシングル「ひまわり」が大ヒット。現在もバンド、ソロ、そしてポップでキッチュなガレージシャンソンという独自の表現を行き来しながら活動を続けています。佐藤芳明は、国立音楽大学卒業後に渡仏し、パリでダニエル・ミル(Daniel Mille)に師事。既存のアコーディオンのイメージにとらわれない独自のサウンドを追求し、ライブ、レコーディング、アーティストサポート、舞台音楽など、ジャンルを越えて幅広く活躍しています。

ふたりが生み出すのは、ヨーロッパ音楽への敬意を抱きつつも、それをいたずらっぽくねじ曲げ、むき出しの表現へと変えていく前衛的な音世界。ガレージシャンソンショーは、懐かしさに浸るためのシャンソンではありません。シャンソンをガレージへ引きずり込み、奇妙な光を当て、圧倒的な演劇性で鳴らす唯一無二のステージです

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