
「風の下の国」から響く、新しい風
トンプヴァンは、ボルネオ島マレーシア・サバ州で2018年に結成されたグループです。ボルネオの伝統音楽を次世代へ受け継ぎながら、新しい形で再創造したいという想いから活動をスタートしました。「風の下の国」とも呼ばれるサバの先住民族文化に着想を得て、伝統楽器、民族言語、物語性、儀式的なリズムを、現代的なアレンジやエレクトロニックサウンドと融合させています。
熱帯雨林、山々、川、そして海辺の集落に囲まれた環境の中で育ったメンバーたちは、幼い頃からボルネオの音や文化に親しんできました。その体験は、深い伝統性と大胆な現代感覚を併せ持つ彼らのパフォーマンスへと結びついています。トンプヴァンの音楽には、サバの多様性、調和、そして土地の精神が息づいており、伝統と現代をつなぐ架け橋となっています。
彼らのステージは、躍動感あふれる音楽に加え、物語性、視覚表現、文化的な空気感を織り交ぜた没入型のパフォーマンスです。北ボルネオの熱帯雨林フェスティバルや文化イベント、国際的な舞台など様々な場で演奏を重ねながら、サバに受け継がれる生きた伝統文化の魅力を伝え続けています。
芸術祭では、トンプヴァンがサバのサウンドスケープを日本へ初めて届けます。伝統衣装と民族楽器、現代的なリズム、そしてボルネオに息づく文化の精神が、国際舞台で鮮やかに響き渡ります。





